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2012年9月27日木曜日

2012年9 月27日 (木)

無頼派の一人で、ブロレタリア劇作家として知られる三好十郎の戯曲を長塚圭史が演出した『浮標』@世田谷パブリックシアター観劇。いやー、これはもう絶対に見ておいた方がいい一作。現在百花繚乱のエンターテイメントも、気分がアガりましたし、癒されました系のモノから、このセンスに一票系、知的快楽系と刺される針の深度があるが(分かりやすく例えてますが)、長塚演出作品は常に、人間の生死に関わる急所経絡に太くて深い針を確実に打ってくる作家。ここに描かれる、死生観は非常に古典的かつ普遍的で、「良く知っている」ものなのだが、もはやそれはテレビの良質なドラマなどでインフレ状態。「人は死ぬけど、それまでは命を燃やし尽くせ」というひとつの真実を響かせるには、時間にして4時間、ここまでの言葉と役者のエネルギーを使わないとダメ、という凄まじい実例。戯曲も凄くて、エピソードとしてたち現れる、セックスと男女関係、金問題、芸術問題など何一つとして古くなっていない。プロレタリア文学、ヤヴァいぜ。30日までなので、仕事を休んでも観に行くべし。



三好



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2012年9月16日日曜日

バート・バカラック〜ベルサイユのばら展〜菊地成孔ダブ・セプテッド


2012.9/11
バート・バカラック@Billboard 一日目終了。腰の手術から見事カムバックした御大。小学校4年時にオヤジんところに送られてきた、視聴版「Reach Out」を聞いていなければ、現在の私の音楽人生は有り得なかった。彼のロングインタビューと特集をやりたいがために、SWITCH誌と仕事をしたあの90年代。思えば遠くに来たもんだ。あのロス取材時、リハに入れてもらった時にコーラスに抜擢された、ジョン・バガーノも健在で、お互いに年を取ったなー、と。そして、2ステ目、事件は起こった!!
!! ラッキーにも、かぶりつきの席に座る事が出来た湯山が、名曲中の名曲「One Less Bell To Answer」イントロにいち早く反応し、拍手を送った時に、御大がななななんと私メにウィンクをして「君のために」というゼスチャーをしてくれたのだーーーーーー。それをウケのゼスチャーで応える私。あ゛ーもう、死んでもいい。あ゛ー、時間を止めてほしい。確かこの曲は御大自身が一番好きな曲で、恋愛中にご用聞きの呼び鈴が鳴ったことから、瞬時に曲が降りてきたのだそうだが、。Wives and Lovers→Alfie→A House Is Not A Homeの後半のメドレーは、もうもう、美の人外魔境いや桃源郷。御大のハスキー声の色気は健在。マネージャーと交渉して楽屋に行くことができたので、百合の花の花束を渡してきた。
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2012.9/12
コーラス隊のすぐ横だったので、彼らが気がついてくれて(昨日、楽屋で話していたのだった)、菊地さんを紹介したりしてしばし歓談。高音がディオンヌ・ワーウィックを彷彿させる、Josie Jamesと、まさに、バカラックを歌うために生まれてきたようなベルベットボイスのJohn Pagano。Josieが私の着ていたケイタマルヤマのブラックドレスをしきりに褒めていたので、今度、もし、セールで同じようなものがあったら、プレゼントしようかな。
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2012.9/11
本日もバート・バカラック。菊地成孔と岩井俊二両君(ふたりとも、BBファンなのだ)をお誘いして、非常に気合いを入れて臨んだラストセッション。観客の皆さんもそういう方ばかりで、こぼれる音のひとつも逃すまい、の空気は、御大とバンドにも伝わって、出色の出来。さすがに今回、かぶりつきではなかったが、コーラスのすぐ横だったので、もう、第四のメンバーのつもりで歌い込みましたよ。(ナルちゃん、ゴメン!) ハル・ディビッドの歌詞時代を好む私だが、今回、C・B・セイガーと組んだ楽曲の、シンプルで
骨太なメロディーにヤられっばなしで、Arthur's Themeのサピで大涙。御大はあの曲で、色男の一瞥(それはそれで大好きなんだが)から、世界に対する愛の域に到達したんですよ。アフターの飲み処に行ったら、何と私のtwitterを見て、当日券で来たという、町山広美ちゃんが一人飲みしていたので、お誘いして、余韻語り。「こんなことなら、若いときにどんな手口を使っても御大とベッドインして、子どもを作るべきだった」という湯山暴言に全員が鼻白む。とまれ、ベガスかパリでのショーに行くしかないか、と皆で画策中。
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2012.9/13
銀座マツヤで開催されている「ベルサイユのばら展」に行ってきた。何たって、雑誌ギンザに「ベルばら手帖」連載してますからさ! 初めて、理代子センセイの原画の数々を見たのですが、ペンのラインが非常に動的で迷いが無く、とても美しいのにびっくり。当然のことながら、当時なのでセリフに写植が切り張ってあるんですよ。幼いときマンガ編集者に憧れた自分を思い出しましたよ! 「また飲みに行こう! 飲めないけど」と言われ、まるで、体育会の尊敬するキャプテンに言われたような心持ちになるのは、ホントに池田理代子さんだけですわ。爆クラゲストのお約束も、スライトに受けていただけそう。皆さんも、銀座にお寄りの際には是非。グッズもワザものが勢揃いですよ。
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中井美穂さんと
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2012.9/13
その後は、菊地成孔ダブセプテッド@Blue Note。バカラックのアフターでの飲みで、「キャノンボール・アダレイ的なジャズはどーでもいい」と暴言を吐いた私だったが、今回の新ユニットはその極北。何というか、血糖値と体温を低く抑えながら、意識は高速回転するという理想の臨終のような演奏で、トロンボーン女子が入った管の重厚なトッティーで、何度もグルーヴがせき止められ、そのあと噴出していく面白さ。坪内ピアノのどこ吹く風の余裕が、澄んだ地下水のように、自由でおおらか。ナルちゃんに後で効いたら、曲はエリックドルフィーとかの既存曲が多かったというが、それにしても比類無く、魅力的な音楽体験。次が見たいモノのひとつ。この前のヴォーグのナイトアウトで、かぶりつきで見たアスリートのように明快な上原ひろみピアノとは真逆の複雑系の魅力ですかね。写真右は緑川みらのちゃん。今号のピーチジョンの彼女の手によるビザール下着のデザインが超ナイスでしたぞ。 
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2012年9月8日土曜日

爆クラ 第15夜はゲストに菊地成孔さん。「 現代音楽はクラブカルチャーになりうるか?」



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秋第一弾のゲストは菊地成孔さん。

すでにご本人から、「2CD-JとミキサーとヘッドフォンというスタンダードなDJスタイルで、ネタを総て二次大戦後の現代音楽(シュトックハウゼン、ケージ、ブーレーズ、フェルドマン、ベリオといったスターから、好事家対応のマニアック盤まで)から大量投入。

菊地成孔が現代音楽を擦り、刻み、BPMを調整する」という内容が来ておりまして、もう、何も追加することはございません。現代音楽はどーにも良くわからん、というムキ、テクノや音響と近似値なのはわかるのだが、何を買っていいのか不明という人たちにも格好の一夜です。

思えば。クラシック音楽を爆音で聴く、爆クラの発想の元は、私が四十路越え時にハマったクラブについての考察本『クラブカルチャー!』の菊池成孔さんのインタビュー中、ポストクラブについて語り合った一件。

私のNYのクラブ体験での感想は、「こりゃ、ワグナーのヴァルジファルじゃん!」だったのですが、クラシックの音楽スタイルは大いにクラブカルチャーと呼応するところがある。クラシックを脱構築したとも言える現代音楽の、そのむき出しになった骨格をクラブアプローチすると、どんなもんかいな? という刺激的な試みが9月の夜に繰り広げられます。
参考資料↓
モートン・フェルドマン『Copic Light』けっこう、ステージやドラマの効果音に使われたりする。



シュトックハウゼン『ヘリコプター弦楽四重奏』夢で見たバイオリニストinヘリコプターというシーンを現実化したという、非常にアートな、ある意味テレビバラエティーな試み。

 教養としてのクラシックではなく、ドミューンに親しんだクラブ耳を持つ人にこそ体験し てほしい、この爆音音浴。生演奏がデフォルトだけれど、録音とオーディオという現代の テクノが入ってこその、音と脳と身体とのセッションを堪能して下さい。
★今回は予約オーダーが埋まった時点で、受付締切となりますので、ご了承下さい。 

●プログラム

 カールハインツ・シュトックハウゼン「コンタクテ」「グルッペン」「ヘリコプターカルテット」

 ジョン・ケージ 「ソナタとインターリュード」

 ピエール・ブーレーズ「ル・マルトー・サン・メートル」「構造1」

 モートン・フェルドマン 「コプトの光」「サミュエル・ベケットのために」

 ルチアーノ・ベリオ「室内楽」「ノウンズ」

湯山玲子 *************************************************************************** Yuyama Reiko presents
湯山玲子presents
爆クラ <第15夜>「 現代音楽はクラブカルチャーになりうるか?」

9月21日(金) 音楽実験室 新世界【六本木通り沿い。西麻布と六本木の間、ディスコa-lifeの並び】
door open 19:15 start 20:00
 料金;¥3,000+ドリンクオーダー 
¥1,500+ドリンクオーダー(学割)
予約を是非。
http://shinsekai9.jp/2012/09/21/bakukurakikuchi/
ゲスト: 菊地成孔
 音楽家/文筆家/音楽講師
 東京ジャズシーンのミュージシャン(サキソフォン/ヴォーカル/ピアノ/キーボード/CD-J)として活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、極度にジャンル越境的な活動を展開、演奏と著述はもとより、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、コラムニスト、コメンテーター、選曲家、クラブDJ、映画やテレビドラマの音楽監督、対談家、批評家(主な対象は音楽、映画、服飾、食文化、格闘技)、ファッションブランドとのコラボレーター、ジャーナリスト、作詞家、アレンジャー、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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