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2008年12月31日水曜日

夜のロハスはミッシェル・ゴンドリーとアクロスジユニバースで



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あー、楽しくてしょうがない。
全くアポ無し、宿題無し(ホントはあるんですが)で仕事のメールや電話は全くかかってこないという今日のこの日の何と充実していることか! それだけならば、普段の生活でも実行可能ではあるのですが、何と言っても街全体のウキウキした雰囲気がいいよねぇー。
先ほど、近所の目黒シネマに衝動的に行って、映画見てきちゃいました。
試写もロードショーも見逃したミシェル・ゴンドリーの『僕らのミライへ逆回転』とビートルズの名曲を音楽時代映画にした『アクロス・ジ・ユニバース』の二本立て。
『僕ら~』は、間抜けな事故で帯電しちゃった主人公がそれゆえ、友人の働くビデオ店のビデオをすべておシャカにしてしまい、その埋め合わせに「ゴーストバスターズ」の手作り実写を自らで創ってごまかす、というプロットがもう、予告編時には最高だったのだが、これが実作品になるとそのビデオ作りの「動機」部分がちょっとまどろっこしい。そういう、脚本の拙さはさておいて、ゴンドリーの面目躍如たる、「手作り映画」部分はもうもう、爆笑しながらも映画100年の進化の歴史をひもとくようでもあり、ゴンドリーの才気の爆発がみものでありました。
『アクロス~』は、評判がよかったので期待していたのですが、凡作の佳作でしたね。これ、どういう事かというと、テーマや展開としてはよくある紋切り型で、ちょいとツメの甘い『フォレスト・ガンプ』みたいなのですが、ビートルズの名曲の数々を主人公の心情と状況に当てていく事に関しては、見事なほどに揺るぎなく、上手いんである。ということは、これちょっとアレンジすれば、舞台ミュージカルでも行けそう。これはもう最上のプロのお仕事であり、これ、本当に監督や作り手がビートルズの曲を愛しているからこそできた結果といえましょう。ゴンドリーがひとりの才気のアイディア一発の横車で観客を納得させちゃうのと違って、凡人百名が頭をつかって真面目につくった凄さと言いますか。とはいえ、作品中に風来坊の女の子がバスルームの窓からちん入してくる場面があるのですが、なぜ、「She came through the bathroom window」をここで使わんのかねえ。
しかしながら、『アクロス~』では重要な発見がありました。それは、ベトナム戦争当時のイギリスの若者はどうしていたか、という事。主人公は造船所で働くイギリスの労働者階級の若者なんですが、やっぱり、アメリカの事情は彼らには対岸の火事っぽいんですね。加えて、ニューヨークという街の魅力について。ジョンとヨーコはニューヨーク市民になることを切望したけれど、この街の欧米の若者における特別な位置がこの映画には言外にガンガン描かれています。
そういえばこのアタシも、ニューヨークという街でクラブにハマったんでした。
写真は文中に関係なく、この間歌舞伎町を横切ったとき、目にしたカンバン。
「夜のロハス」って(笑)。たしかに、それは少子化にも効きそうだ。

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大河ドラマ「天地人」にもはや止まらん萌え心



しまったーっ。もう、二時半を過ぎとるやないかい。
買い物に出かけるはずが、NHKの前でスタックしてしまい家から出られません。
そう、何かと言えば来年の大河ドラマ「天地人」の番組宣伝に、主演ふたり、妻夫木聡と北村一輝が出ていたからなのでした。
妻夫木が大河であの上杉兼続をやり、相手役は北村一輝だ、と聞いたときは、マンガ『花の慶次』原理主義者のワタシは狂喜乱舞したものでしたが、なんと、一輝様は前田慶次役ではなく、上杉景勝役というド真面目な陣容。あれれ、とずっこけたものですが、よりによって、ワタシのスィートスポットいやさGスポット直撃の役者ふたりの抜擢に問題があるわけはな-い!
それにしても配役が凄い。上杉謙信に阿部寛、泉沢久秀に東幹久、上杉景虎に玉山鉄二って、こりゃ、キャスティングに絶対、腐女子かもしくは、腐女子の心を持った素晴らしいオヤジ(まあ、こっちでしょう。ていうか、そいつに会ってみたい)が参加してるな。よーくモノの解った、萌え萌えラインナップです。
妻夫木は映画『ジョゼと虎と魚たち』で見せた、日本映画の今まで見た中で一番セクシーで感動的だった(もはや、『ベティーブルー』か『ラスト・タンゴ・イン・パリ』の域)のベッドシーンをなしえた逸材。そして、北村一輝もこれまた、JAM films 中「the messenger -弔いは夜の果てで-」にて、日本人離れした色悪ぶりを発揮し、加えて、ジーナ・ガーション似の薄情な唇が、これまた、湯山的なリビドーのツボにのはまりまくりの美丈夫。重ねて言いますが、このキャスディレクション、もしやワタシの妄想が想念になって、関係者にとりついたんじゃないか?
お二人、いや、今回の大河役者陣は大変に仲が良いらしく、しゅっちゅう飲みに行っているそう。どうやら、ロケアップの飲み会では、東幹久が酔っぱらって、チューをふたりに迫ったらしいのですが、そのお流れを頂戴したいと思ったのは、ワタシたけでは無いだろう。そーんな、美味しすぎるネタを披露された日にゃ、期待は否応にも高まるっちゅーもんです。いやいや、番組中、ポロッポロッと出てくるエピソードが相当、そっち方面に深読みできそうなものばかりで、もはや、「デトロイト・メタル・シティー」のクラウザーさんファンの心境。
本編だって凄いよ。だって、兼継のカブトの装飾は「愛」一文字だもの。わはははははは! これ、れっきとした史実らしいのですが、当方、歌舞伎町の老舗ホストクラブ「愛」の愛田社長の笑顔が頭をよぎりましたぜ。
『篤姫』でロリコンの男性妄想を一挙に掴んだ後は、腐女子とゲイのみなさんにシフトチェンジという見事な離れ業。NHK最近、ホント、絶好調じゃないかい!
世間に少なからずいる、花の慶次こと前田慶次のキャスティングがここに来て、未だ発表されていないというのも、ある意味、戦略として上手すぎです。こりゃ、高度な、じらしプレイってことですかいな。その、最重要な最後の一コマをいったい、誰がやってくれるのか! もう、こうなったら、アメリカからヴィゴ・モーテンセン(まだ、言ってる)、香港からトニー・レオン、韓国からイ・ジュンギぐらい、呼んでこいっつーの。
今年のシメはこんなところで失礼したします。
皆様、良いお年を。
ps
とりあえず、以下に配役。男ラインナップ、やばすぎでしょ?
→直江兼続/加藤清史郎→妻夫木聡
長尾喜平次→上杉景勝/溝口琢矢→北村一輝
お船/並木瑠璃→常盤貴子
初音/長澤まさみ
樋口惣右衛門/高嶋政伸
お藤/田中美佐子
樋口与七/馬渕誉→小泉孝太郎
泉沢又五郎→泉沢久秀/柴崎洸守→東幹久
上杉景虎/玉山鉄二
華姫/相武紗季
菊姫/比嘉愛未
桃→仙桃院/高島礼子
上杉輝虎→上杉謙信/阿部寛
徳川家康/松方弘樹
柿崎晴家/角田信朗
織田信長/吉川晃司
羽柴秀吉→豊臣秀吉/笹野高史
登坂藤丸→登坂藤右衛門→甘粕景継/新井海人→パパイヤ鈴木
石田佐吉→石田三成/小栗旬

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2008年12月29日月曜日

12月のいろいろなこと。シェフズの上海蟹、シュープリームス、アマランス仮面、銀座の慎太郎など

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ふー、結局なんだかんだにて、土曜日も打ち合わせに出動していた私。
いやはや、今年の12月は相当な忙しさでした。  でもあれだね。何だか、若い頃より全然、疲れやストレスがないんですよ。実はこの秋冬、久々にクラビングが復活していて、明け方まで踊ったことも幾数回。年齢と疲れとが反比例。これには私、持論がありまして、要するに「初めてのことをやるストレス」というものが全くないから、と、若いときより格段にいいモノ、食っている、ということがその理由ではないかと思っているのである。  十代の頃なんか、学園祭一発やるだけでなんだか相当、疲れていたじゃない。でも、今の私なんぞは、毎週、学芸会ともいえるのにひたすら元気ではあります。とすると、あの若いときの学園祭疲れは、いうならば、能力や体力からの疲れじゃなくて、ひたすら不安や気疲れ、からくる精神疲労でということが見えてくるわけですわ。周りに会わせてしまって、自分のやり方がみえていないことからくる疲れも加わるからより大変です。
たとえて言うならば、「思いっきりアクセルを踏んいるのに、いろんなコトを気にして思いっきりアクセルも踏んでおく」状態。こりゃ、車体はダメージ、受けますがな。それ、やっているうちに、アクセル踏むことも忘れてしまって、路上駐車でサビだらけのオトナははっきり言って、多い、です。老政治家ってわりかしぴんしゃんして激務をこなしているじゃない。それも、そういうこと、でしょう。ただし、疲れはないが、悲しいがな、ひとつひとつの体験の快楽は減ってしまうんだよね。結局、人生、ゼロサム理論。うまく、快楽の帳尻が合うことになっているのかも。
というわけで、デジカメ、iphone 歳末セール、12月の思い出シリーズ、行ってみよーう!

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12月某日
●岩谷俊和とカキに溺れた夜
Dress33のデザイナー、岩谷俊和さんとスタッフのテラシさんと野宮真貴さん、冨沢ノボルさんの四人で恵比寿の「MAIMON」でカキ三昧ディナー。日本産はもちろん、肥えてぶりぶりなのですが、海外の小振りなヤツもまたよし。ボインちゃんもスリムもどちらも味わいがあってよろしいねぇ-、って比喩が小沢昭一みたいになっちゃった。
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12月6日
●大阪、日本料理トリップ
大阪、阿倍野にある辻調理師専門学校 にて、シンポジウム「日本料理史・食文化史研究の現在」があり、聴講に行きました。その途中、阿倍野の道ばたの整体のショウウィンドウにて、凄い院長発見。写真はソレ。
シンポジウム自体は、申し訳ないが、期待以上のものではありませんでしたね。大学に専門が無く、包括的に全貌を掴むことがフランス料理ほどにはない日本料理をこの際、一気につかみたいっていうんで、新幹線に乗って出向いたわけですが、その内容というと、すべてこちらの常識にあるものであり、世間に氾濫しているグルメ、ウンチク本の範囲を出てこない。
もしかしたら、ものすごーく、初心者向けに話されたのかな、と思ったのですが、この講座、ある意味食のプロのBtoBの集結でしょ? それにしては、物足りなかったかも。テーマが大きすぎて薄まってしまったのかもしれませんねぇ。
話者のひとりは、寿司と日本料理の北米での伝播に関して、黎明期当時に現地調査を行ったといいます。まさにそこが、今日の日本料理のグローバル化に際して大きな知見が存在する、キモの部分なので、期待していると、その答えはこれ。「ただ、インタビューをしていてはっきりしたことは、みんな、美味しい、って言うんですよ。美味しいに国境はない。ワハハ」。ふ~。日本料理の欧米浸透に荷担したと言われる映画やメディアに関しては一言も触れずじまいでした。壇一雄の名著『壇流クッキング』の文庫版解説に荻昌弘がこういっています。「われわれ日本人の大半のように、アミノ酸の味覚といった狭量の味覚領域にしがみつきたがる民族や、・・・・」そう、世界にはさまざまなくいようがあり、そこに今後日本料理はどのように食い込んでいくのか、行かないのか。今後、10年の関心事のひとつではあります。 
しかしながら、この後行った、大阪は西九条にある『食べ菜 なんば』は美味しかった。辻調の職員の方の推薦だけのことはある、関西らしい甘みが自由自在に駆使され、素材に寄り添っていく。一番出汁、二番出汁のピターッと決まった旨味の迫力は、まさにアミノ酸の快楽の渦。カウンターには常連らしい、大阪のオバハンがひとり陣取っていて、その人がまあまあ、よくしゃべくりまくる。ホントに絵に描いたような大阪のオバハンぶりに、まるで「どついたるねん」を見ているみたい。そのオバハンのどーでもいいご近所ネタをBGMになかなか、風情あるディナーでしたが、考えてみればこのごく普通の下町オバハン、このレベルの和食を週一ペースで食べているわけで、ものすごく、舌の民度が高いわけです。驚きはその安さ! ひとり1万6千円コースかな、と思いきや、なななんと、5千3百円。うーむ、もはや晩年は大阪移住は必定ですな。
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12月18日
●銀座「慎太郎」にて。
京都小田章の社長との打ち合わせ流れにて、焼き肉ディナー。日本の若き老舗着物メーカーの跡取り諸氏が集まり、着物についての意見交換。そのあと、銀座の「慎太郎」へ。入り口でなんと金子國義画伯にばったり会い、ご一緒する。この「慎太郎」、ホントはビッチーニの寺田ちゃんの仕切りにて連れて行かれるという段取りだったものの、先にぶっちぎってご訪問しちゃったことになります。ゴメン! 
なんか、こぢんまりした小箱を想像していたら、絢爛たる銀座の大箱。ゲイのホステスさんたちも個性派揃いで、ひとりのオネエさんは、かなりの建築マニアで、艶やかな日本髪で丹下健三美学を語り出したら止まらない。劇団四季の役者さんもいて、写真の子猫ちゃんは、その方の手になるキャッツのメイクを施されてたお客のギャルであります。
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ウチのキャッツ。冬になると体重が増える。


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12月21日
●みやっちこと宮本泰成結婚式イン新宿クラブハイツ
曽根裕の大学の後輩で、昔よく遊んだみやっちが40歳ゴールイン。お相手は、横浜国立大学大学院「Y-GSA」のスタジオマネージャーをしていて、建築界メディアにこの人あり、の寺田真理子さん。写真右がみやっち、その左はご存じ、西山裕子をはじめ、南條事務所の面々。クラブハイツという空間に会わせて、夜の蝶系ドレスアップをしちょります。このステレオホール今年いっぱいで取り壊しが決定。このシャンデリアだけでもどこかに移転して欲しいものです。この結婚式、とにかく出席者が凄くて、日本の建築界の重鎮がこんなに勢揃いするのは珍しいという豪華ゲスト。曽根裕のお父上である曽根幸一氏も壇上でスピーチ。そうしたら、曽根ママの姿が前方に!っていうんで、ツーショット記念写真。(写真見ると、やっぱ息子の曽根裕にそっくり!)私めはこの方のファンでして、何と言っても、料理天才の上、クイーンのボヘミアンラプソディーが愛聴版というロック耽美魂を心に持った女性で、密かにシャンソンの舞台にも立っているらしい。なんと、拙書「女装する女」をすでにご購入されており、「これ、ワタシかと思ったわ~」とのお言葉です。そう、彼女はアラフォーならず、多分もうすぐ70代のアラセブに近いわけで、いつもワタシが申しているように、女性における年齢マーケティングはもはや意味をなさないのでした。
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12月22日
●未来画廊でのアマランス仮面舞踏会

この12月何が忙しかったって、実はこんな仮面を夜なべでつくっていたことにも起因したのでした。スワロフスキーとアマランスの共同企画にて、アマランス常連さんたちが仮面をつくり展示するという企てです。いやー、皆さんホントに力作ばかりで凄かった。ちなみにワタシの仮面のタイトルは「狐になった奥様」ご存じ、デビッド・ガーネットの小説から。



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12月24日クリスマスイブ


●シュープリームスライブインマドラウンジと嶋さん主催飲み会 
とにかく、MCの尺まで計算されたカラオケバックトラックが凄かったっす。全然、問題なしですな。アメリカのショウビズの編曲力の引き出しの多さに脱帽である。このあと、オールアバウトのフレンチ欄でグルメの健筆をふるっている嶋啓祐氏のワインパーティーに行く。30代のお年頃女子三人に、どういうわけか、女の道、説教。自分からはリスクを冒さずオトコ待ちの姿勢と、女同士のつるみ、がある限り、絶対オトコゲットはできない、という基本中の基本をクチを酸っぱくしてお伝えしました。 2008122911 12月26日 ●阿部ガリアーノ誕生日イン ベロア
まずはめでたい。しかし、ガリ氏はよくこのブログに登場するなー。 20081229_011
12月27日 ●SHEFF’Sの極上上海蟹(オス)
今年最後のグルメディナーは、とうとう念願の菊地成孔リコメンドの"シェフズ、最高の上海蟹"で幕を閉じることになりました。確かにここのオス蟹は「ねっとり栗の味」という上海蟹の旨さのマックス級。こんだけむっちりとした肉質は上海でも体験してなかったかも。気仙沼の最高のフカヒレが中国に行っちゃう変わりに、中国からは最高の上海蟹は東京に来る、というわけです。 そのあと、菊地さん行きつけの新宿イタリアン「ブリッコラ」へ。軽飲みのつもりが、なんと、三時過ぎまでワインでしゃべりまくり。いやー、フジロックのバックステージでの"出来事"や、いろいろな噂話とか、ずーっとミルプラトーな会話の流れは、まさに高校の部室のガールズトークを思い出しましたです。でも、最終的に深酒の末、話は資本主義最終形の話。ワタシも菊地さんも階層や差異の段差を「人間、結局、コレを止めることはできないだろう」という意見の持ち主。しかし、世界の意識はよりフラットな方に行こうとしているわけで、そのしわ寄せはいったい、どこにどう噴出してくるのか、は今後、絶対見届けたい所存ではあるのでした。まあ、でも、ブリッコラ、重ねて飲み続けたグラスワインのセレクト、抜群でしたね。特に赤に移ってから一発目のワイン、よかったなー。ネーム控えときゃよかった。
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2008年12月26日金曜日

『女装する女』菊地成孔とのトークショーご報告



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 本題に入る前に、ななんと、先週末の土曜日に『女装する女』アマゾンのベストセラーカウントで一位! を記録しました。めでたい!


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 先の20日、「女装する女」の出版記念トークショーが青山ブックセンター本店で行われました。ゲストはお馴染み菊地成孔さん。11月に彼のオーチャードホールでのコンサートのプレイベントのトークショーにお呼ばれしたものの続編、という作戦。
 
 そうなの。前回、菊地さんがお題として用意していた『セックスアンドシティー』について、私が脱線ばかりしたもんだから、語りきれなかったところを、まあ、文化系セックスアンドシティー本である「女装する女」を巡って語り尽くそうかな、というプランでした。
 でもまあ、プランというものは容易く、現実が裏切るわけで、なんと、この時、菊地さん、「ジ・アウトサイダー」というディファ有明でシロウトの喧嘩野郎たちが戦うという格闘技興業を見てきた直後。話は”女”っちゅーよりも、ひたすら、ヤンキー、不良論。
 アフォリズム的とさえ言える名フレーズ師の彼によって私は今までに、「湯山さんは勝新似ている」など、周囲の人間が笑い転げるような形容で語られていますが、今回のも鋭かった。「湯山さんは毒舌だけど、その毒は吐いたそばからお菓子になっちゃう」ですと!
 私自身は本当に悪口が大好きでプラス日常的に何かに怒っているので、昨今、それを反省していたのですが、なーんだ、お菓子ならばどんどん言っちゃえ、って感じです。しかし、これは文章表現者としては痛し痒しなんですね。そのことが、独特の文章芸として魅力的にもなるのだろうけど、人を心底突き刺すような激しい表現には成り得ない、という限界説も臭ってくる。

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 でも、まあ、そうだろうね。私のi-podの音楽ラインナップもそういえば、見事にお菓子っぽいんですよ。現在、ヘビロテのフォーレのレクイエムなんて、鎮魂歌=レクイエムなのにデートミュージックみたいにスィートでロマンチックだもの。虎屋の羊羹「夜の梅」だもの。
 菊地さんは、「湯山さんはお嬢様だから」説を一貫して主張しており、「ゆえに、ヤンキーではない」と言い続けているのです。私はそれを否定はしませんが、本当のところは、心の中にはヤンキーを一匹、生息させています。そうじゃなかったら、何で小学校六年で吉祥寺のシェーキーズに通い、アメリカンスクールの悪い不良たち見学に血道を上げたり、長じて、ツッパリのお姉さんにロンタイとアミサン借りて新宿のディスコに踊りに行ったりしますかいな。
 不肖、私、十代の時分から、「流行のファッション風俗」は、すべて着たおしてきた女であり、フィフティーズ、リセ、サーファー、ニュートラ、ニューウェーブというトライブを紙袋に着替えを入れて、その都度、トライブのただ中を体現してきた女。ということは、もし、私が若かったら、絶対にギャルはやっていますな。ギャルは私にとって「解らない」ものではなく、かつての身体感覚
から「容易に理解できる」ものでもあります。
 菊地さんからの書評として「<差別と嘲笑を糧に発展を遂げた80年代カルチャー>の、差別と嘲笑抜きの、ピースでハッピーな再浮上である」とのお褒めのお言葉をいただきました。
 うーん、これもお菓子説と同様、私がどうしても体現してしまう、肯定感と明るさのことを述べていますね。「湯山さんを見ていると元気が出ます」という人は大変に多いが、この本の感想を述べてくれる女子たちも「本を読んで元気になった」という人が大変に多いのです。
 私は音楽でいうと、「人生応援歌」が死ぬほど嫌いで、ゆえにそういう出自があるヒップホップもどうでもいい方なのですが、まんま、やってることはソレじゃん、というアンビバレンツ。
 人生、複雑ですな。

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2008年12月20日土曜日

新潮新書から『女装する女』が出ました!



三冊目になる著作『女装する女』が新潮社より新著の形で出版されました。
 ななんと、さっきアマゾンのランキングを見たら、五位に上がっていてびっくり! 売り上げ初日の初動がいい、と聞いていたし、今日、取材で会った編集者が「朝、平積みになってたのが、夕方にはざっくり減っていた」という証言有りだったのですが、コレはちょっと嬉しすぎる数字です。
 寿司、クラブカルチャーときて、今度のテーマは女。マニアの世界からとうとう本丸攻め、という感じなのですが、スタジオボイス誌でも「女はつらいよ!」っていう女ネタ、やっていたし、アンアン誌にエッセイを載せてもらってたりしたり、で、わりとお声掛かりが多いジャンルだったんですね。
 一年半ばかり前、博報堂アーキテクトの社長、大谷研一氏から、「現在の女性のインサイト欲求」を浮き彫りにして、コンテンツ開発に役立てたい、というお話しを受けたのが執筆のきっかけ。考えてみればこの夏は休みをとらず、土日はこもって執筆地獄。ホント、楽しみは風呂だけだったもの。ラッキーにも編集者のご厚意により、あの開高健や野坂昭如もカンヅメになったという別館で泊まり込みでガッツリ書かせてもらいました。文豪の霊が出る、との噂の館でしたが、寝ているウチに文豪が一章ぐらいゴーストで書いてくれないかな、と妄想していましたけどね。
 本の内容は、現代に生きる女性を10の傾向に分類して論考、というもの。
 どんな女が登場するのか、と、内容の一部抜粋は以下の通り。
●女装する女
売り上げのノルマや人間関係にアップアップするのが男女平等の仕事のリアルだとすると、女性はその機能と能率の仕事ワールドに、ネイルや下着などの肉体に即した治外法権な"遊び"が許されているのだ。仕事に打ち込みキーボードを打ちまくる手の先には、仕事とは全く関係のないムダな蕩尽としてのネイルがある。このゆとりの有る無しは、ストレス社会においては大きい。
●スピリチュアルな女
買い物症候群の女たちがいる。その理由は、たんにモノが欲しいという段階ではなく、その買い物の時間だけ、見ず知らずの店員にかしずかれる消費の女王になれるという一種の快楽中毒者だ。占いにハマる女子もそれと似ているところがある。「自分のことだけが100パーセント話題になり話され、他人が自分のことだけを考えてくれる占い時間」というものは、甘い蜜の味でもある。
●和風
昨今の和モノ嗜好の中には、セクシュアルな要素も潜んでいる。
一般的に活動的で外向的な洋に対して、和はおしとやか、静的というイメージがある。あけっぴろげに対してのチラリズムというか、いくら、幸田來未が全裸に近いコスチュームでセクシーを唱えても、陰影礼賛な和的セックス感は女性の心の中に綿々と続いているといってよい。
●ノスタルジー・ニッポンに遊ぶ女
現在でいえば、たけし軍団、みうらじゅん、リリーフランキー周辺など文化系男サークルの活動場所と、昭和居酒屋は大変に相性が良い。そのお仲間に入れてもらうことは、実は女性にとって未だに特権的な価値。昭和酒場には仕事の憂さを安価に晴らすオヤジ化した女子の場であることの一方で、最後に残った男のイバリを愛でる、という古典的な女の子視線も絡んでくる、というわけだ。
●ロハス、エコ女
 今、時代は「働きながら子供を産み育て、なおかつ一生モノの誇りある仕事を続けて裕福」という女性像が理想である。ロハス、エコアイデンティティーは、「こんなんだったら、仕事止めなきゃよかった」、「あの時分の世間の空気に負けて、今は有職女性に対して鬱々としたものを抱えている」専業主婦のコンプレックスを一気に吹き飛ばし、時代の追い風もあり、優位にさえ立て、誰からも後ろ指を指されない最強の居場所なのだ。
●デイリー・エクササイズの女
 何の予定も入っていない週末、テレビを付けっぱなしでダラ見して冷凍ピザかなんかでお腹を満たして、ソファからトイレ以外動かないことが丸二日続く。脳の意識だけは限りなく拡大して、自分の身体を忘れ去ってしまうような事態にすぐ陥ってしまう。そうなってしまうことの根源的な恐怖が私たちをしてジョギングシューズを履かせ、また、ヨガに走らせるのだ。 
●大人の女になりたい女
 ロールモデルが無いゆえにイメージだけの小林麻美的な「大人の女」しか持ち得なかった時代に比べ、現在はやっと様々な実例が揃ってきたがそのモデルにはかつての反作用か、相当に本物感が求められている。どういう事かというと、40、50は洟垂れ小僧であり、一気に70歳代以上、老婆と言われる年齢の女性にが次々とスポットライトが当たっているのである。
●表現する女
 ベリーダンスは上達すると、レストランにて踊る"営業"の機会が他のダンスに比べて多く、会社生活とこれを両立させている女性も少なくない。上司や同僚もそれを知っていて、彼女のパフォーマンスを見にやってくるというのだが、会社では淡々と伝票処理を行っている地味めな部下が、突如として腰をグラインドさせてハーレムの女ヒョウに変貌するのを、彼らはどうやって理解&了解しているのか、心中察するにあまりある。
●子供化する女
 バーベキュー、キャンプ、海、山遊び、アイスショーやサーカスなどのエンターテイメント、地域の行事や祭り、などなど、これみんな子供をダシにしなければ大人が無邪気には楽しめない事柄だ。恋愛もセックスもギャンブルも、大人の快楽特権が「実はそんなにオモロイものでもなかった」ということがバレバレになった今、最後に残った最大消費タームは、子供とともに子供の時間を取り戻す楽しさなのであった。
●バーター親孝行な女
現在は努めて子から親に親孝行というコミュニケーションやプレゼンテーションをしなければ、つながりを確認できないという不安がある。お笑い芸人、麒麟の田村裕の手になる『ホームレス中学生』には困窮した父から、「家族解散」を言い渡される彼自身と兄弟の姿が描かれているが、それがあり得ないことではない、ということを皆、無意識に感じているからこそ、熱のある親孝行モードが立ち上がるというわけだ。
ふ~。
まあ、本の方はこれの百倍の実例ネタと考察が入っていますので、新書700円の価値は大いにあると思いますので、皆様、このお正月休みの景気づけにどーぞ一冊お買い求め下さい。
そして、発売日の当日、丸の内カフェで今、注目の女性誌編集者お三方を招いてのトークショー+丸の内倶楽部21号館にて出版記念会を行いました。会の方はあまりキャパの無い会場だったので、逆に普段、近しくツーカーな方々というよりも、女性誌をはじめとしてメディア、代理店関係者などのマスコミ中心になってしまい、お声をかけられなかった方々ごめんなさい。
どんな様子かというのは以下の通り。
それにしても、この12月はハードすぎました。
明日、というか今日の17:30からは、青山ブックセンター本店にて菊地成孔氏をお迎えしてのトークショーです。
ご興味のある方はぜひお運び下さい。
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左から、湯山、アンアン編集部、横山佐知さん、グラマー準備室編集長、軍地彩弓さん、
マリークレール編集部、高山祐美子さん。

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客席にはカリアングの森本容子さんもいらしていました。バックレスのドレスで、バッチリ女装、だったなあ。

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DJおよび、美人寿司ティガとして今回フォアグラ、およびトリュフ載せ寿司を作ってきていただいた寺本りえ子さん。
ワタシの美人寿司は屋号だが、これは本当の美人だ。


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美人寿司ティガこと寺本りえ子作、湯山の顔寿司!カワユイ。 


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しりあがり寿さんの挿絵を展示。 



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司会の関智氏。KKベストセラーズでなんと、このたび、谷村新司に小説「昴」を書かせた辣腕編集者。
その発表会、凄かったっす。近々、ご報告アップなり。



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担当編集者の足立真穂さん。ブラッシュアップ、および校正時における的確な指示はものすごーく、助けられました。
大音量の美声にて淡々と業務書連絡、諸問題を解決するスゴ腕だ。



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博報堂アーキテクト社長、大谷研一氏。出版のきっかけを作ってくださった。 



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乾杯の御発声は、丸山泰通氏。いつもお世話になっております。 



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左から野宮真貴嬢、ワタシ、グッチの静川ちゃん、NOEMIちゃん。女装しがちな女たち。 


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もりばやしみほさん。二月に一緒に中国、いくかも。


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来年夏に発刊予定、「GRAMOUR」の編集長、軍地ちゃん、
日本で唯一のパーティーライターでもある、岡田ちゃん(ダイエットに成功し続けているのが凄い)、ハーパスバザー誌の吉村ちゃん。

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エントランスが似合う男、冨沢ノボル。
手にしているのは、彼の手になる、例の「COVER」誌の湯山女装グラビア。


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2008年12月11日木曜日

菊地成孔 ダブセクステットとマンダリンオリエンタル「SENSE」と須永辰緒



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マンダリンオリエンタルホテル内の「SENSE」の逸品「子豚入り香港バーベキュー」




 先の週末、金曜日は一年ぶりの東急文化村での菊地成孔公演。
 一日目はダブ・セクステッド。私はこのバンド、結成から各ライブ欠かさず見ているのですが、そのたびに進化しています。特に前回から、パードン木村の躍進が凄い。このジャズバンドの同時代性は何と言っても、その名の通り「ライブ音を瞬時に、ミキシングエフェクトをかけてお届けする」特殊加工性、制御 &変容感覚というもので、楽器を演奏しないだけに多分、ひとりだけジャズの身体性を持ち得ていなかったパードン氏が、天恵のごとく役どころを認識したのが前回。そして、今回はさらにその領域を広げていて、たとえば、ウォッシュタイプのチーズが腐りかけにガーンと旨味が増す時期があるのですが、そんな発酵菌の親玉みたいな役割を果たしていましたね。ただし、そのダブ風味の中に菊地さんのサックスや類家君のミュート・トランペットが逆に”生一本”で味わいを立たせているところがイイ!要するにチーズのミルクの本来の味ね。その場合、ダブの発酵菌側には本多珠也の熱やベースの鈴木氏のかき回しやビアノの坪口氏の塩旨味などの強者たちが固めている、という具合。ドラッグ&アナザーワールド感覚は、建築からアート、音楽に至るまで現代の先端表現に欠かせないものですが、ということで、ダブ・セクステッドのそれは、ケミカルでなくて、発酵物である酒。それも各年度のヴィンテージを絶妙なブレンドで配置するシャンパンだねぇ。案外、酔いが深くて長引くのも似ている。
 アンコールの「Dub Sorcerer」はダンサブルでヒップなベストチューンですが、私、贔屓の珠也様のドラムの暴れっぷりが猛烈にカッコ良かった。暴れても暴れても、シルキーな優雅な感触が残るのがこの人の良いところですが、さすがにツェッペリンのジョン・ボーナム好きの面目躍如です。それで切に思ったんだが、ここにギターがあればな、と! こういうサウンドをこなせるのは、ジェフ・ベックですが、ジミヘンでもいいかも。ちょっと、パードン氏がそれっぽいディストーション音色を入れてきて、それが超ヤバかったから、ゆえの感想です。
 その数日前、私は当の菊地成孔氏とディナーをしておりました。
 腐りかけ手前の発酵チーズが出てくるフレンチではなく、中華料理。ミシュランで一つ星を取った、マンダリンオリエンタルホテル内の「SENSE」です。ここに来るのは二度目ですが、一度目の時の客層の「あまりにもオモシロイ、ニッポン富裕層のリアル・バリエーションぶり」にとにかくハマったのですが、ここ、メニューの組み立てが絶妙で、「ヒトが今、高級中華に求めるもの」が厳選されて入っている気がしたものです。
 菊地氏がハマっているのは、鳩のローストと前菜の香港バーベキューだということでしたが、これらは見事でしたねー。特に鳩のローストは鳩の血合いの部分の何とも言えない野性味が表の味付けと呼応してまるで、こういう「極楽の果実」が存在するがごとくの単純明快な美味。「バラの香りの上湯ゼリー載せ地鶏の冷製」はモダン中華の典型のような一皿で、コレは自宅でもトライできそうです。ゼリーとあんかけは家庭料理に導入するととたんにプロっぽくなるのだ。紹興酒は20年ものをぐいぐい二本も開けたら、あとで一本25000円と聞いてのけぞっていまいました。確かにウマいが、何か腑に落ちないのはそれが紹興酒、だからなのか・・・・。
 帰りは<ベロア>の須永辰緒さんのパーティーに野宮嬢と顔を出しまして、ジャズな日々はひとまず終わりを告げたのでした。
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問題の「ハトの丸揚げスパイス風味」
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自宅でもコレ使える「バラの香りの上湯ゼリーのせ地鶏の冷製」


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須永御大と。
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2008年12月2日火曜日

蜷川実花、マルチ・ギゼ、ミシュラン記者発表、fancy him、仮面舞踏会、三軒茶屋「オスカー」そして「テラ」



ふ~。11月のフォト日記ざます。各種行事からセレクトしました。
それにしても、よくちょこちょこと出かけてますな。
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10月31日

蜷川実花展

とにかく、プリントがキレイだったですね。スタイルを毅然と持ち続けることは、この表現多様化時代に置いて、いっそ、尊いし剛力。私もケイタマルヤマのプリントシャツ(実はパジャマの上)にて、会場に花を添えてみました。蜷川さんのドレスはプッチですかね。


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マルチ・ギゼと倉成英俊~デザイナーズ・ウィーク@クラスカ

敬愛するバルセロナのアーティスト、マルチ・ギゼ(写真左から二番目)が今年もデザイナーズ・ウィークにやってきました。そこにいわゆる丁稚奉公していた倉成君(右から二番目)とともに。今回の彼の作品は、照明器具をSMの縄師のロープ結びでつったもの。たとえ、縛る対象がそのへんのテキトーなランプでも、結び目に異様な情感がこもるのが、超カッコよかった。黒いユーモアもあるわな。倉成君の「自分の誕生日の日めくりを注文する」企ては、コンセプト勝ち。別役実の作品みたい。この人の作品は演劇的でもあります。


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11月4日

ハギエノ合同出版記念会@スーパーデラックス

榎本了壱さんと萩原朔美さんの著作の合同出版記念会は、ほとんど、寺山修司の天井桟敷関係者の集会となっておりました。もちろん、私は小学生からのテラヤマ少女。渋谷からバスに乗ると奇っ怪な天井桟敷のアトリエが見えて、子供心にワクワクしものでした。テラヤマワールドに欠かせない、憧れの女優、蘭妖子さんと記念撮影。とにかく、この方の声が凄いのよ。この時は詩を朗読なさったのだが、たとえば、レーモン・ルセールとか、一転して泉鏡花なんかをぜひ、この人の声で聞いてみたいのですが。


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11月6日

マルチ・ギゼと飲み会@神田「玄気」

マルチが明日帰っちゃうので、飲み会。去年は恵比寿の寿司「松栄」だったが、今回は変化球を出してみました。一軒家改造系の中ではダントツにお気に入りの「玄気」へ。いかんせん、二日前に「天井桟敷」だったもんですから、気分は青森のお納戸っぽいところで酒が飲みたかったわけです。女性はバートナーのインガ。マルチのコンセプチュアルサイドを受け持つスゴ腕。縛りテーマならば、みやげは緊縛SM系のAVかな、とは思ったのですが、そこまでの深掘りかどうかは不明たったので、アラーキーの写真集を献上。アチラでは高価らしく、すごーく喜んでくれました。しかし、ここの焼酎ラインナップは凄い。しかし、倉成君はソフトボールの上野投手に似てるよね。


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11月11日

今一緒に仕事をしているデザイナー集団レジーナの綱島君(左)と我が社の村松君。ななんと、この日ふたりは初対面なのに、アレキサンダー・リー・チャンの同じ緑の服を着て現れたんですよ。それどころか、もうひとりの松浦君と村松の写真家、兄が、けっこう仲の良い友達同士だということも判明。こりゃ、前世でなんか関係あるな。多分、全員アライグマの兄弟だったはずだ。


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11月18日

ミシュラン2009記者発表@表参道ヒルズ

行ってきましたよ! 去年は「カンテサンス」三つ星でご満悦でしたが、今年は贔屓の「海味」が二つ星獲得で、案外ミシュランと気が合う私。その派手でエネルギッシュなたたずまいから、どうもグルメ関係者の間で取りざたされないのですが、味や流れは豊かかつ繊細、そして、魚の味を多様に引き出すよろこびがあって、私はかねてから一票だったのでコレは嬉しかったですね。快楽系や派手系だととたんに評価が低くなるのは、クラブカルチャー系に限らずニッポンの評論作法ですので、それをぶちやぶってくれたかな、と。そのあたりは、『アエラ』のコメントで触れさせていただきました。


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11月22日

fancy himパーティー@非常階段

話題のパーティーに、野宮真貴センセイブッキングのご贔屓、モモコモーションが出るというので、行ってきました。いやー、このクラブ。エントランスの感じだとか、ほとんど、ニューヨークかロンドンの小箱みたいで超格好良し。パーティーに来ている客もハイプで今、一番オモシロイ場所なんじゃないでしょうか。

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11月23日

仮面舞踏会@センチュリーコート丸の内

マラヤン・ベジョスキーを迎え、意気軒昂のドレスキャンプのモデル美女たちが侍る仮面舞踏会。高校生の時、フィレンツェで買った仮面がこんな時に役に立つとは! (しかし、ほとんど大型のオウムですな)横の美女は、アクセサリーデザイナーのヨシコ・クリエーションのヨシコ氏。仮面なので挨拶されてもわからなかったら、耳元で「ヨ・シ・コだよ!」とハスキー声でささやかれまして、そのあまりの色っぽさに腰がヌケた私。下の写真はもちろん、野宮真貴嬢とヴィヴィアン。ちなみに、今宵のドレステーマは、皇女アナスタシアざます。今、文庫化された佐藤優の「国家の罠 ~外務省のラスプーチン呼ばれて」を読んでいるので、断然、ソビエトモードなのじゃ。


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11月26日

三軒茶屋「オスカー」~「テラ」の地獄行き

私が敬愛する写真家、梅川義満とヘアメイクの富沢ノボルが、スタジオボイスでファッションページをやって、どうやら、仲良くなったらしい。それでもって企画された飲み会がこれざます。三茶の住人、ノボル氏が連れて行ってくれたのは、「オスカー」という端正かつ昭和にワープだ~系のバー。左下に見えるのはグラスを重ねて、水とウィスキーを対流させるマジック。そういえば、昔のバーではよくこういう趣向がありましたよね。私、子供の頃の記憶に父親のご相伴で行ったバーで、そんなような記憶があります。エントランスでノボル氏のコートを着ていただいて、フォトセッション。上品かつ遊び心があるマスターでありました。その後、久しぶりの「テラ」。途中からデザイナーの松本弦人も加わって、そうなると阿鼻叫喚。弦人とチークを踊っている横では、梅川がクダをまいていたり、ノボルはダンサー美女ふたりを侍らせて、盛り上がってたり・・・。でもですね。結局最後までいたのはこのアタシだったのだ。途中から、湯山、自らi phoneに入れた楽曲をDJしまくり、店主のコウさんとFM東京のヒトと3人で、まるで学生時の部室のごとくの品評会状態になってしまったのでした。今まで気がつかなかったのですが、この「テラ」、ワンスピーカーなのに、凄くいい音が出ている。特にアコースティックが最高。さすがコウさん、理科系! 家に着いたのはそれでもって朝の七時。ホントに、なにやってんだか・・・・。


ちなみにこの夜のベストは、Jeff Beckの「wired」から「Play with me」でした。このアルバムは高校生の時、オンタイムで聞いて、ものすごくヘビロテしたものですが、ハービー・ハンコックのシンセの音色が、青空のアシッド、というぐらいに異様に強烈に美しいんですよ。絵の具になめるとヤバイ、銅の青がありますが、そんな感じ。アシッドっぽい音楽はそれこそクラブ系にたくさんあるのですが、彼のこの曲の音色とフレーズのようなアナザーワールド感とは違う肌合いなんですね。
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