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2006年12月13日水曜日

第2回 美人寿司の夜、ご報告です



Gagaku3

 












この師走のはじめ、12月5日(火)点灯式に湧く、表参道ヒルズにて開催された、第2回「美人寿司の夜」。ポストクラブ時代のクラブの在り方をシアターや様々な観点から提案し、実験する試みの第2弾は、<和モノ>。京都は島原、輪違屋の如月太夫と雅楽道友会の演奏、鈴木寅二啓之の「顔の美術」などの強力コンテンツがお目見え。恒例の、寿司は・・・。派手派手キモノ姿と日本髪にて世界のクラブや、パーティにお呼ばれしては寿司を握る、おもしろ寿司パフォーマンス、ぶりは、今回rainbow roll sushiさんとのコラボにて、バージョンアップ。
 体感という意味では、京都の老舗、小田章の協力を得た着物のお披露目と仕掛けも加わって、着物と、着物というステキな“拘束着”を身にまといつつの異世界が出現したのでした。
 さて、太夫について、です。
この日、ご存知の通り、表参道はの名の下に、行灯のようなモダン&ジャパニーズのイルミネーションが点灯。そこに、突如、禿の少女ふたりと傘持ちを引き連れた太夫が登場。そのゆったりとした内八文字の歩みとゴージャスで幽玄な雰囲気は表参道を一瞬にして、いにしえの日本へとタイムスリップ。(この模様は6日の読売、東京新聞の一面に掲載されました)


Dochu_2Tayu1 もちろん、パーティー中の花型は道中と、かしの式。
ここで、ちょっとうんちくを披露。太夫とは、花街の最高位の女性のこと。舞踊、芸事だけでなく、香道、茶道、和歌、俳諧など、武家、公家、上層町人の相手をつとめるだけの高い教養を持ち、正五位の官位を持つ格式を誇る存在。太夫が呼ばれた揚屋(今で云う宴席の場)に向かう時の道中、ふたりの禿を先に立て、内八文字を踏んで練り歩くのが「太夫道中」。お客と対面する時の儀式が「かしの式」で、暗がりの中から現れ出でるその出で立ち、舞や胡弓の響きは幽玄そのもの。島原の輪違屋では、木造の雰囲気のある館で、ロウソクの明かりの下で行なわれますが、ここでは広さと空間を生かした照明でムード満点。この複雑な結髪は全て自前のヘア。胡弓の響き、錦の装束、所作の全て・・・。全てが独特の美意識に貫かれており、日本文化、というものの持つ、スタイルの多様性を感じさせてくれます。

 さてさて、この度の目玉のもうひとつである、雅楽。
 ワールドミュージックと言われる、非西洋音楽の中には、倍音やいわゆる不協和音の響きを持つものが少なくないのですが、中でも雅楽はその独特のタイム感覚といい、構築のされ方といい非常に美しいもののひとつ。1200年の歴史を誇る世界最古の合奏音楽であるとともに、その響きは、最先端のクラブミュージックに慣れ親しんだ耳にも、相当刺激的に響き渡ります。演奏は<雅楽道友会>。400年前、京都の帰化人系氏族・秦 河勝の次男、聖徳太子の舎人長をつとめた家系である、故・薗廣教氏を中心に有志が集い、民間への雅楽の普及および技術向上を目的とし活動を続けている気鋭の集団です。

Gagaku1Gagaku2今回の演奏は、『管絃』。雅楽において最もオーソドックスな演奏形態で、三管(鳳笙、篳篥、龍笛)、三鼓(鞨鼓、太鼓、鉦鼓)、両絃(楽琵琶、楽箏)にて演奏され、調子は、現在は壱越調(いちこつちょう)、平調(ひょうじょう)、双調(そうじょう)、黄鐘調(おうしきちょう)、盤渉調(ばんしきちょう)、太食調(たいしきちょう)の六調子で、「平調音取(ひょうじょうねとり)」、教科書に載っていたりもする「越殿楽」。鳥のようなお面をかぶった踊り手が加わっての、『舞楽』も披露。1400年前に由来する、舞楽の中でも最も有名な「陵 王 【りょうおう】」が披露されました。実はこの雅楽、もとは、大陸から仏教とともに渡ってきたもの。楽器の調べやその仮面劇は遠い、インドやバリ島あたりの影響を感じますし、これ、もっと世の中に、音楽として知られてもらいたいもののひとつです。もちろん、乃木神社のような静寂の中で聴くのもよし、今回のように祭りのざわめきの中に音が“在る”というのもひとつ、本来の姿でもあるのです。

Kao<顔の美術>の鈴木寅二啓之さんは、様々なメイクアップ表現を模索する中、現在は現代美術家としても活動している。人々の顔、を顔の持ち主とともにコミュニケートして作り上げる=顔の表現者が「美しい顔」へと向かう、世界でも他に類をみない新しい表現を行っている。今回は、パーティーの趣旨に賛同していただき、ブースを展開していただきました。顔に和紙のラインが一本はいるだけで、人の表情と心は華やぎを得ます。お祭りの時に、白いおしろいを鼻に塗る、という風習を思い出しました。これ、一般のお客さんは、尻込みしちゃうかな、というのは杞憂でした。辻が花の素晴らしい着物を着たおばさまが童女のように、頬に赤いラインを走らせているのに、ちょいと感動!

 「美人寿司の夜」といえば、お馴染みの寿司関係。第1回目は「サクラバラちらし」でしたが、今回は会場が表参道ヒルズということもあって、rainbow roll sushiさんとのコラボが実現。派手派手キモノ姿と日本髪にて世界のクラブや、パーティにお呼ばれしては寿司を握る、おもしろ寿司パフォーマンス、美人寿司。かたや、アメリカに渡り、自由な発想のもとで新しいスタイルを得てお里帰りした“ロールスシ”を主体にした、スタイリッシュで独創的な寿司と空間が評判の、rainbow roll sushiさんとの出会いですが、驚き×ユーモア×革新、というお題を見事に遊んでいただきました。個人的には、やはりあんこの巻きスシが秀逸。あんこって、小豆と砂糖なのですが、これ、個人的にもこれ溶いてピースープの味付けにしたり、パンに塗って食べてもおいしい、わりと使える食材として注目していたのですがまさか、こう来るとは、のレシピ。それをも飲み込む酢飯の実力にも感服でした。
 
Jpg● イクラ宝石ゴージャスかっぱロールスシ ージャンニ・ベルサーチの思い出風味ー
この季節は築地にどーっとイクラが出回る旬。単なる魚卵なのに、宝石のような造形美を誇るイクラには、香りが爽やかで強めのハーブのリルをトッピング。スモークサーモンには、ジェノベーゼソースのバジルが利いて、ミラノコレクションはベルサーチの楽屋裏にて、シャンパンの乾杯とともに食したい、という一品。

Photo_2●美人肌コラーゲン穴子ロールスシ ー美人へのお手軽な道風味ー
 
コラーゲンたっぷりの穴子とジュレ。さらに繊維質を取れる、かんぴょうも加え、オクラのペクチンとムチンにて整腸作用、糸唐辛子のカプサイシンでダイエット、練りゴマにてストレス撃退、という美人仕様。あっ、オリジナルのバルサミコ酢ソースもかなりイケます。ちなみに、酢は抗酸化作用でやっぱり美肌、ね。 


Photo_6●あんこ、というパンク素材格闘ロールスシ ーやったもん勝ち風味ー
美人寿司のモットー、驚きとユーモア、そして革新、というお題を、レインボーさん、こんな剛速球で返してくれました。「あんこ、豆とお砂糖だから、わりといろんな味と合うんだよね」とシェフ。確かに、今のグルメ最先端は“甘さ”にフォーカスされています。「エルブジ」のフェラン氏にもぜひ、味わっていただきたい一品。

500人近い人々にご来場いただきまして・・・

Tokion開演前、雑誌『TOKION』の撮影。太夫さん、ふたりの禿ちゃんに加えて、遊びにきていた野宮真貴さんやラグフェアーの奥村くん、ロマンチカのみなさんにも急遽参加していただき、なんとも強烈な集合写真になっちゃいました。


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ロマンチカの横町さんと画家の金子國義さん。
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2006年11月18日土曜日

キモノで感じるジャパン 太夫と雅楽



和モノはこのところずーっとブームである。
 「若者たちにとってはすでに和風は、エスニック」などと、日経ビジネスあたりに言われて久しいが、たしかにユカタは見ている限り、毎夏、倍々ゲームのように着用率が増えている。特に今年は、男ユカタは確かに目立ってた。渋谷のマルイの街頭ポスターでm-floのバーバルがユカタの広告でフューチャーされていたからなのか、この夏、ガーッと盛り上がっていた、レゲエ関係にも裾野は広がり、クールと”いなせ”を全身にまとった、オトコたちが花火の夜には各地の路上を埋めたのである。
 とりあえず、和モノに関しては、今の若者よりもかなり研鑽を積んでいる私ではあるが、この二、三年の間に、初めて出会い、心の底から驚き感動した、ニッポンの伝統文化がある。ひとつは、京都は島原での”太夫遊び”。場所は日本最古の遊郭跡と言われる島原で、新選組隊士と関わりの深い置屋である「輪違屋(わちがいや)」。太夫とは、花街の最高位であり、舞踊、芸事だけでなく、香道、茶道、和歌、俳諧など、武家、公家、上層町人の相手をつとめるだけの高い教養を存在。その伝統は今も受け継がれていて、舞子遊びをしたことはあっても、「一見さんお断り」の京都の中でも、体験することが難しいもののひとつを、ひょんなことから体験。
 いやー、それは凄かったですよ。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』ではないが、ろうそくの光だけの暗がりの廊下から、おかっぱ頭に赤いキモノの少女禿ふたりを先頭に金襴緞子の固まりがぬうっとふすまから座敷に入ってくる様子は、たとえていうなら、デビット・リンチか幽玄界からの使者、ってな感じ。お座敷に入ってからはかつてはお客との見初めの儀式であった「かしの式」と呼ばれる所作が行われる。歌舞音曲からは胡弓が弾かれるのだが、その響きはまるで異界からの音波のよう。
 もうひとつは、雅楽。
 私のサラリーマン時代のセンパイが何を思ったのか、八年前に雅楽のプレイヤーを仕事の傍らにやり始めて、彼の所属する「雅楽道友会」の乃木神社での演奏会を聞きに行ったのが運のつき。もちろん、雅楽、これまでにも知っていましたよ。弟の明治神宮での結婚式でも、体験しているしね。しかし、音楽として正対して聴いた雅楽は、倍音やタイム間の取り方が異様にスリリングかつカッコよくて、ヤバい。特に「調子」という部分の倍音のレゾナンスはとんでもないサイケデリック・ミュージックなのだ。踊りも披露されるのだが、このときの衣装がまた、番とっぴょうしもないときのコムデギャルソンのごとくのアヴァンギャルド!
 
 このふたつの共通点は、日常を超え、アナザーワールドを体感させてくれるということにつきる。そして、これって、驚くほどナマの体験が出来にくいんですよ。フツー。というわけで、これ、ふたつを思い切って同時開催企画しちゃったのが、ポストクラブ時代の寿司イベントとして今年スタートした「美人寿司の夜」の第二弾。会場は今年<表参道akarium>プロジェクトとして、和風のライトアップに輝く、表参道のド真ん中に鎮座する、「表参道ヒルズ」。
 
キモノを着てくると特典もあるので、12月5日(火)には、ぜひ、足を運んでちょうだいな。
 もちろん、美人寿司も食べ放題です。
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2006年8月8日火曜日

六本木ヒルズプラネタリウム、プロデュースの巻



六本木ヒルズの展望台に大平貴之氏のプラネタリウム、メガスターを持ち込む、という企画、題して「星空の庭園 プラネタリウム・アフリカーナ」のプロデュースを丸山泰道さんと行った。
 いやいやー、スポンサー探し、制作などなど、時間がない中での大変にスリリングなお仕事。たとえるとしたら、野球よりもサッカー、でしたね。守りながら攻めるっつーか、オウンゴールもありしちゃったり、という。
 天井高約11メートルの展望台空間(渋谷・新宿方面)の天井と壁に数百万個あまりの南半球の星々が映され、それが夜景の夜空に同化していく、という目論み。
それならば、どういう環境でそれを見たいか、といったら、「靴を脱いで寝っ転がる」でしょう。アフリカの砂漠、サバンナを見立てたでかい丘を真ん中に作って、みなさんに靴を脱いで寝っ転がってもらう。人工芝のザラザラがなんだか肌を心地よく刺激し、地面からは虫の声が聞こえ(特殊なスピーカーを貼り付けているのです)、官能的に薫る夜の花々、イランイランの匂いが漂うといった、五感メロメロの一大ロマンチック仕様を今回は実現。
 打ち上げの飲み会で大平さん、「今回は、少子化に一矢報いた企画ですね」、なーんて感想をおっしゃっていた。いやいや、大平さんご本人は、とーっても面白い方。敬語のハキハキしたいい方に独特の笑いのフラがあり、彼のコメントの目的はほとんどすべて、笑いに捧げられていると言っても過言ではない。
なんだか、モンティーパイソンのグレアム・チャップマンに似た芸風なんだよなー。
オープンから一週間、おかげさまで動員も上々という。
 プラネタリウム独特の教育的演出もなく、ただただ、環境を楽しんでもらうという、言うなれば「非サービス」な設置だけに不安もあったが、結構、みなさん、星々と静かな脳内コミュニケーションの境地にどっぷり浸かっているらしい。
 八月末まで開催中なので、ぜひどうぞ。
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2006年7月12日水曜日

イビサ報告し忘れてましたね!



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そうそう、バルセロナの帰り、ちょこっとイビサに寄ったんですよ。二年ぶりに!
シーズンインの六月ですんで、<アムネシア>でのスヴェン・バースのパーティー<コクーン>のオーブニングに立ちあえたりもしたんですが、クラブアイランドリゾートとしての安定感はもはや不動。
バルサもそうだったのですが、今スペインはバブルの真っ最中で、異様に店が出来ている。ラジオ局カデナ・シェンのある裏通りのすすぼけたカフェもピカピカになっちゃうし、サリーナスのトップレス海岸脇にもリゾートホテルが建築中だしね。
そして、何よりびっくりしたのが、ダルツビラという旧市街遺跡の入り口近くのマーケットに面した一等地に寿司屋が出来ていたこと。
六年前に行ったときは、ダルツビラ内の一角にヒッピーがやっている怪しげな寿司屋にいろいろと寿司指南をしたのがウソのようです。
味と値段は? という問いにはノーコメント。ただし、その”強度”は、三十分のランチタイム、二万五千円の<すきやばし次郎>と同様と行っておく・・・。
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しかしながら、私が世界一だと思う「MANUEL RIBES」(tel.971-39 65 63)のパエリャは永遠不滅。塩と水が凄いんですよ、ここは。私は心情的に”行きつけ”が好きではないのだが、思えば、意思のある”行きつけ”って、世界中でここだけかも知れない。
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Devid Morenoを尋ねてラジオ局に行って、生出演もしました。話題は日本語で「日本の過ちを犯すな、イビサのバブル」っていう感じ。Photo_5
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2006年7月10日月曜日

ワールドカップ決勝戦、だった・・・・



というわけで、決勝戦ですが、イタリアが勝ちましたぜ。


にわかサッカーファンですが、さすがにあれだけ試合を観ると、ツカミが見えて来るというものだ。



今の時代にサッカーが受けるというのはすごーくわかる気がする。野球みたいに自分の持ち場と技を精進して極める、というのではなく、さっきまで守備をしていた気持ちを、ばっと攻撃に切り替えるというフレキシビリティーはとっても、私たちの生活や仕事のリアルなメンタリティーと近いと思うんですよ。また、私自身そういう気概の強さとスタミナに凄く憧れるところがある。ほら、専門職ってそのスキルと精度に没頭して、年取るとどんどん、身体と頭を動かずに権威的になっていきますからねー。


 
 ジタンが先ほど、相手に頭突きを食らわせ、レッドカード退場になって、それゆえ、フランスが負けたという感じですが、それすら、あんまり汚点と思わないんですよね。ああ、これが人間なんだ、という文学的な感動すらある、という。


そして、日本はどうよ。という話にもなりますが、やっぱりこのスポーツの場合、
身体的にムリ、とどうしても思ってしまうんですね。


イビサで泡だらけになって一晩中踊りまくり、濡れた身体をものともせず、意外と寒い早朝にバイクのタンデムで帰っていく、鬼のような体力の白人男女を肌で体験しているだけに・・・・。やっぱり、ハンディ制、ですかね。
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2006年7月9日日曜日

遅まきながら、ソナーinバルセロナ報告



いやー、実は行ってきたんですよ。6/15~17にバルセロナで行われた、Sonerに。

本当は持っていった、バナソニックのノートでバンバンブログに載せるはずが、初日に作動しなくなっちゃって、戦意喪失。そのまんま、サッカーやら何やらで忙殺されてやっと、今ご報告いたしまっす。

 ソナーとは何かと言えば、「最も進んだ音楽とマルチメディアの祭典」というコンセプトを掲げて、今年で13 年目を迎えた老舗フェス。520015_327644724s私も今回で三回目になるのだが、フェス嫌いの私としては唯一、認めうるフェスともいえるのだ。屋台のどーでもいい食事の替わりに、スペインのバールでハモンセラーノが食べられるし、じめじめしたテントに寝なくていいし、何より、スケジュールに合わせて山を右往左往しなくていい、という点が最も気に入っているのですが、やはりね、”最も進んだ音楽”というスローガンがダテじゃないほど、毎回、音楽的な発見があるのだ。

 二年前には、地元の交響楽団とパンソニック、坂本龍一のコラボは、よくある、異種格闘技系などという邪推は吹っ飛ぶほどのものすごい音楽の高みを見せてくれたし、キッドコアラのターンテーブリストぶりとハイセンスは国内で観たものと桁外れによかったし。

そして、今回ですが、ゆるゆるの音響環境の音楽祭典である昼の部はともかく、どちらかというと、集客イケイケの感もあった、夜の部のクラブナイトがメガトン級に凄かったんですよ。小松空港かい? と思われる、または、未知との遭遇の基地かと思われる巨大倉庫の会場で同時にすさまじいまでのプレイが同時進行で行われているという凄さ。 Sonar2006noche1_22_gリントン・カイザー・ジョンソンの百年来普遍の語り部グルーヴ(デニス・ボーヴェルバンドですぜ)のクールに酔い、シックのナイル・ロジャースのカッティングに痺れ、未だかつて無い、ド渋の宇宙観を見せてくれたDJクラッシュSonar2006noche1_2_g巨大オーディエンスになるとまた異なったパワーと妙技を見せるジェフ・ミルズなどなど。Sonar2006noche1_8_gこれがたった一晩で同時開催されるんだから、もうもう、どうしたらいいのやら~。ここでも新発見は、ローラン・ガルニエに出向こうと会場を後にした瞬間、響いてきた悪魔的な雄叫びにとって返し、ステージ板付きで最後までみちゃった、オットー・ヴァン・シラックSonar2006noche1_13_gヘビメタとヒップホップとヴァイラ・ファンキが融合したようなサウンドも凄かったんですが、ポール・マッカーシーの西海岸アートを彷彿させる、デアボリックでIQが超低いパフォーマンスにやられました。やっばり、世界にはいろんな奴らがいますねー。

そして、やっぱり、坂本龍一とカールステン・ニコライのINSENかな。私、それまでカールステンのことを頭でっかちの現代音楽の遺児だと思っていたのですが、こんなに、感情的情感的な音響遣いだったとは! 教授のメロディーとコードの才気はもちろんですが、それに寄り添って、ふたりで暗闇を光を求めて歩いていく道程っつーか。Insen_3_g もはや、竹林のざわめきに匹敵する弱音の美の極地! 日本でも10月に彼らのセットが来るらしいので、これは、ゲージュツ心ある人々は必見だと思います。

あとはですね。
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セニョールココナッツのYMOやクラフトワークのラテンカバーのユーモアとシアトリカル妙味はこれはもう、好みとしてのど真ん中。全員がスーツ姿なんですが、ボーカルの伊達男、ブリトーちゃまなんて、紳士服の青木、みたいなぴたぴたのネクタイ姿で、UFJの社員みたいなイイ味を出していましたっけ! 
 
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 今回はジャパンイヤーとうたわれたほど日本のアーティストが多かったのですが、たとえばドラビデオなんかに見る、ギャグセンスやハイコンテクストぶり(おいらはドラマー的なソロドラムにシンクロして、マツケンサンバやブッシュの映像がスクラッチ挿入される)は、どう考えてもスポイル状態の欧米の音響系に冷水を浴びせたって言うほど、ウケていましたよね。

 東京でも、ソナーの衛星イベントが、なんと今年の10月7日、8日、9日と3日間にわたって恵比寿ガーデンプレイスで行われます。私は実はそこに実行委員として関わっていたりもするんですが、現在、鋭意コンテンツを開拓中なのですよ。

あっ、もうすぐサッカー決勝戦だ。

スペインから帰って、しばらく立つのに、まだ時差ボケが治らないわけはこれだよ。
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2006年5月11日木曜日

マイクロオフィスでナイトクラビング→鎌倉



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久々にハードな遊びをやってしまった。
題して、「マイクロオフィス、ハウス踊り→夜明けまで→鎌倉腰越シロギス釣り」  といっても、これ、5/22の記録なり。
写真左・宇川直宏君とお客
写真右・高橋透さん
いや、私だって好きこのんでこんなハードプレイしませんよ。しかしながら、バッティングしちゃったのだ。初のマイクロオフィスサウンドは、柔らか&マイルドサウンドで、意外かも知れないけれど、ロンドンの大バコ、ミニストリーオブサウンドに似ている。透氏のセットは80年代、渋めの粋な耐え系でした。
初電でうちにとって帰り、速攻シャワーで荷造り。オンタイムに出迎えのバンに乗って、一路鎌倉へ。
面子は、デザイナー、山下リサちゃん、釣りマエストロのタク君、ブチョーの四人。
それがですね。結構釣れたんですよ。ビギナーなのに。
というか、釣り、相当、面白い。
そして、私、最初から遠くに投げ釣りができるという異才を持っていたんですねー。
でかいカサゴも釣れて、部長にほめられる。
小学校の頃、マジでハマった「釣りキチ三平」の言葉とか技がバリバリ思い出せれるのが気味悪かった。
帰って、山下家でキス天をたらふく食べる。
天ぷらは魚調理法としては最高位と、しみじみ思う。
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ほんの数時間前は暗がりで踊っていたのに・・・・。
Dsc00217こんなにシロギス、釣れちゃったー。
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カサゴのすけ。と、ブイヤペース。旨かったぜー。   
下品でゴメン
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2006年5月2日火曜日

第一回「美人寿司の夜」を終えまして・・・・



ホントは即書くことが、ブログの命なのだけど、なんやかや忙しくて、いまやっと、一週間前、4/25の「美人寿司の夜」のソーカツを書くことにします。


コシミハルさん、ミキサカタさん、そして、小学生天才ピアニスト<少女A(あえて、名を伏す)という様々なピアノの響きをクラブに展開させた、「夜 のピアノ~ピアノと蓄音機とバレリーナによる世界で一番小さなカヴォー」は、250人以上のお客さんに来ていただいてみごと幕を閉じました。

今回の試みの一番最初にピアノを持ってきたのは、やっぱりそれが主宰者である私の記憶と脳に最も時間をかけて深く刻み込まれている音色だからでしょうね。

コシさんと私は実は同年代。しかも、両親が音楽家という環境なので、コシさんの作る音楽にはほとんど他人事とは思えない要素が十重二十重に存在しているの です。個性も体型も存在感もほとんど、真逆の感じで生きているふたりですが、生き別れの双子をみるような、いや、選び得なかった私の人生をみるような、と いうかね。

実際、彼女が毎年一回のペースで続けている、座席ホールでの「ミュージック・ホール」は、音楽の奇跡、のようなステージなのですが、それを、本当の今のリアルな、”ミュージック・ホール”に喚び活けたのが今回でした。

可愛くて、毒があって、ユーモアがあって、きりりとウマイ、というステキな時間がそこにはあったと思います。

蓄音機のマーク兄弟もがんばってくれました。

ラッパの前に陣取って、耳を傾けている人。電気的な大音響ではなく、空気に漂うほどの音色を会話と会話の間の沈黙に聴いている人。と、こういうパーティー 空間を体験すると、いわゆる、クラブやラウンジに絶対に必要と信じ込んでいる音というものがいかに根拠がないか、そして、紋切り型になってしまっているか がわかるというものです。

ド頭の演奏をやってくれた、スクリャービン+サティー+バッハの天才少女Aは、詳しくは記述できませんが超弩級の逸材でした。10歳のコンクール荒らしの 彼女のピアノを聞くまでは「明るい超絶技巧天才コドモ」系の弾き方だろうと思いきや、大違いで、どちらかといえば、暗い、そして情念やメランコリックな情 熱と抑制の世界。コレはこれで絶対に、コンサートとして近々、昼間の時間にフューチャーさせていただきたいと思っている次第。

ミキサカタさんは、美人ちゃんでなかなかいい曲を書く、才能あるアーティストと思っていましたが、これほど、エンターテイメントに計算され、チャーミング な構成、セルフプロデュースが出来るとは思ってもみませんでした。コシさんや少女Aと違って、他の才能と対話するようにノリを出していくコラボ型の才の持 ち主で、AOさん、イーガル君といった、特異な才能をのらせて自分のものにしてしまう、マジックをやってのけていましたね。イーガル君の美男子ぶりと並ぶ と、ルックスも浮世離れしているし。

寿司は・・・・、そうですねー。感想を言えば、「オトナがあんなに寿司に群がっていいものか」、と。いや、うれしいんですけれどね。今回、アジもサバもいい〆具合だったし。でも、次からはやっば、握らんといかんかな、とも思いましたけどね。

スタッフのみなさん、お客様、あらためて、どうもありがとうごさいました。

次回は、六月の末頃、テーマは、スパゲティーが絡む、とだけ言っておこう!


Dsc00276隣にいるのは、七瀬さんですね。Dsc00286
コシさんと蓄音機をオペーレーションしてくれた、シェルマンの八重樫さん(右)、
Dsc00306左から、イーガル君、ミキサカタさん、私、ヘアメイクをやってくれた
富沢ノボル君。

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2006年4月25日火曜日

『美人寿司の夜』だよ、全員集合!



ついに明日です、『美人寿司の夜』第一回 ピアノの夜! 
 前日にして、明日の会場で配る当日パンフレットの原稿を大急ぎで書いております。なんで、こんな時間まで? と言いますと、いつもは人様のパーティにお呼ばれしている<美人寿司>ですが、明日は主催、ですからね。当日のハードスケジュールを恐れてか、前日の寿司仕込みに必要以上に精を出してしまいました... トホホ。
美人寿司BLOG、オープンしましたので、こちらもよろしくお願いします。
『美人寿司』http://yuyamareiko.typepad.jp/bijinsushi/ 
皆様のご来場を楽しみにお待ちしております。
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2006年4月22日土曜日

コシさんのリハーサルに行ってきました。


25日(火)の「美人寿司の夜」も気がつけばすでに、一週間を切ってしまった。
というところで、初めてゲストのコシミハルさんのリハーサルに行ってきたのです。
そう、ポストクラブ時代の応接間を目指してスタートさせる、「美人寿司の夜」の第一回目のゲストにお招きしたのは彼女。私は彼女が弾く、フランス近代以降やシューベルトなどのピアノが大好きで「クラブナイトなんで、ゆるーく弾いてください」と気軽にお願いしてしまったのだが、結局、バレリーナ二人を従えて、彼女がその振り付けをやるという手の込んだものになってしまった。
 いや、ホントに素敵ですよ。
 いつも彼女がコンサートでやっている「ミュージックホール」よりも、ちょいセクシーで、バルテュスやクロソウスキーの、いけない少女たち、みたい。
 コシさんは蓄音機の選曲もやっています。蓄音機、単にノスタルジックなだけと思っていると、意外に思うほど不思議な音像。特に歌曲は、ラッパの前に人が一人立っているような生々しい質感を伴います。
 クラブ耳にどう、これが聞こえるのか、本当に楽しみなのだ。
 それはそうと、今回、飛び入りサプライズで、ド頭に小学生天才ピアニスト春佳ちゃんが演奏します。スクリャービンとサティとバッハを一気に駆け抜ける危険な賭け! これにもドキドキ。
 ミキサカタさんは、いろんなシアトリカルな仕掛けを考えている模様。AO君とのエフェクトコラボも楽しみ。



←リハーサルをパパラッチの図。
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2006年4月7日金曜日

ぬいぐるみ

思わず衝動買いしてしまったぬいぐ るみ。ダイエット、この人も必要なり。
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2006年2月27日月曜日

Sugiuramのパーティーで久々激踊り

このところ、行ってもVIP席の挨拶とお話系ばっかりだったクラブ活動。これじゃいかん! ということで、日藝の私のクラスにもゲストで現場の話をビビッドに語ってくれたスギウラムのリリースパーティーに行ってきましたよ。airまで。ひとりクラブのはずが、日藝写真部のみなさん四人とうかがう羽目に。渋谷のモアイ像の前で待ち合わせしたら、いつもはラフな軍パンとか履いている子たちが風采のあがらぬリクルートスーツがぼーっと立っているではないか。なんでも、先輩の結婚式に出た帰り、という。こりゃ、どう見ても遊び人の女社長のおつきあいをする、UFJ銀行の担当者って感じですな。
 スギウラム、さすがにマンチェスター系のバンド出身なだけに、ロックテイストのミックスが続く。バーミンガムあたりのデカ箱パーティーの熱気。クライマックスのひとつは4時前後の船の汽笛とサッカー場の大歓声のSEがフルボリュームで引き延ばされ、セブンスコードの官能的なリフのループが上昇気流のごとくフロアを浮上させたそのとてつもない高揚感。こりゃ、どうやって次を展開させるのかな、と、思っていたら、予想に反して、今度はセブンスの響きは変わらず、地上っぽい泣きのロック、というリアリティ−に見事納めましたね。お見事! ただし、何を言えば長時間プレイの醍醐味であるストーリー性がなく、どこを切っても金太郎的プラトーが続くこと、かな。でも、ほとんどクラブ初心者のUFJいや違った日藝写真部は全員、心底、愉しんでいました。ロックテイストのせいかフロアは男組な感じ。スギウラムは美男子なのにね。
 体調よかったので、近くのアマランスにはしご。 うってかわって岩村学君のイタリアーンかつちょい悪オヤジの選曲に酔う。フィギュアの荒川静香が踊った「トゥ−ランドッド」は昔から好きな曲だが、岩村先生の”明け方オペラ”とともに、レジーヌ・ママとペアでガンガン、バレエを踊ってしまいました。
 結論。やっぱり、音楽と夜遊びはいいわ!
 浴びるように音楽を身にまとって、エネルギー再チャージした私だった。
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